【神奈川校U-12】握手はなくなっても、相手を尊重する“気持ち” を大切に
6月1日から神奈川校の練習が再開しました。しばらくは新型コロナウイルスの感染予防のため、少人数グループ(4~8人)で1回60分のトレーニングになります。
6月3日(水)は、U-12が2グループに分かれて、かもめパーク・フットサルコート(横浜市泉区)で練習を行いました。写真は19時からのグループです。5名の選手が参加しました。活動自粛期間中は、パーソナルトレーニングやオンライン・フィジカルトレーニングで努力を続けていた選手たちです。短い限られた時間の中でしたが、今までと変わることのない笑顔がコートの中には広がっていました。
もちろんすべてが元通りになったわけではありません。握手やハイタッチなど、これまで当たり前だった光景は見ることができませんでした。
そういえば、4月初旬に「ジュニアサッカーを応援しよう!」誌の電話取材を受けた、シュタルフ悠紀リヒャルトヘッドコーチ/育成ダイレクターは“握手”について、こう語っていました。
「相手を尊重する挨拶の慣わしが握手でした。握手には、相手の手の温もりを感じられる良さがありました。ですから、挨拶が握手から別なものに変わってしまうのは残念ですが、大切なのは挨拶の“形”ではありません。相手を尊重するということを挨拶によって伝える“気持ち”の部分が重要なのです。子どもが学ばないといけないのは、お互いを尊重することです。その第一歩が挨拶なのだと僕は思います。つまり形はどうであれ、“気持ち”を伝える挨拶という行為がなくならなければ問題はないんです」
挨拶の形は、国や文化、歴史によって、お辞儀、合掌、握手など様々なものがあります。新型コロナウイルスの影響で新しい形がうまれるのかもしれません。この日、U-12の選手たちは、お互いの肘を合わせる“ひじタッチ”で挨拶をしました。
■神奈川校U-12 キャプテン・座間陵大選手のコメント
自粛期間中は学校がなかったので、勉強もそうですが、寝る時間や起きる時間が不規則にならないように注意しました。(サッカーの自主練は)家の近くの広場にゴールが置いてあるので、ラダーを使ったアジリティをやったり、いろいろなポジションをイメージしながらドリブルやパスの練習をしたりしました。しばらくはチームの練習も1時間だけですが、ビルドアップとかのトレーニングもできるので、しっかり取り組んでいければ、試合でも結果が残せると思っています。
■神奈川校U-12 副キャプテン・須藤和成選手のコメント
今日は、まあまあ疲れました(笑)。自粛期間中は、一人でトラップの練習をしたり、コーンを置いてボールを当てたりしていました。学校がないので、サッカーに費やす時間が増えたのは良かったです。でも、やっぱり1対1とかもできないし、みんなと練習できないのはイヤでした。久しぶりにチームでプレーをして(自主練のときと違って芝なので)ボールのバウンドが良くてやりやすかったです。今年は最高学年なので、みんなを引っ張っていけるような副キャプテンになりたいです。